車のこだわり

「車」の味が真似できないのは、創業以来の地鶏へのこだわりと最大限に旨味を引き出す調理法があるから。

「宮崎の地鶏を食べてもらったら、みんな喜ぶのにねぇ」そんな一言がきっかけで誕生した宮崎地鶏炭火焼「車」は、1986年大阪で創業。当時、宮崎地鶏は大阪や東京ではまったく無名でした。1994年の2店舗目出店後は店舗数を順調に増やし続け、2002年には東京初進出。徐々に宮崎地鶏の知名度を上げていったのです。

お店で人気の味を通販で再現

串に刺さず一口サイズにカットした鶏肉を、炭火の炎で包み込む様にして焼き上げるのが宮崎地鶏炭火焼「車」の最もポピュラーな焼き方。少しでも焼き時間や行程を間違うと焼きムラができ、鶏本来の旨味が損なわれます。長い年月をかけて築き上げた「車」の味と技をお店で提供する状態に極力近づけ、インターネットで販売するに当たってたくさんの苦労がありました。

長い年月をかけて築き上げた「車」の味と技を極力、お店で提供する状態に近づけ、インターネットで販売するに当たって、たくさんの苦労がありました。

「手切り」と「手焼き」のこだわり

私たちがこだわったのは「手切り」と「手焼き」です。一般的によく見る方法は、機械で切った鶏肉を丸いドラム缶のような入れ物の中で、ただゴロゴロと回しながら焼いているだけ。そんなやり方では肉の大きさが不均一で、焼き加減にバラつきが出ます。この機械切りと機械焼きをどうにかしたい。しかしながら、「手切り」や「手焼き」には多大な費用、手間、技術が必要です。私たちは宮崎の業者さん方に思いを伝え、「なんとかやっていただけないか?」と交渉して回りました。初めは厳しい状況でしたが、何度も足を運ぶうちに私たちの熱意が通じ、「どんな要望に対しても協力しましょう」とおっしゃってくださる宮崎の業者さんが見つかりました。100%の笑顔で「やってみます!」と答えてくださったときは本当に感謝の気持ちでいっぱいになりました。

 

炭と焼き台のこだわり

もも焼きの美味しさは、「車」特有の調理法(炎を高く舞い上げ、燻すように一気に焼き上げるという非常に難度の高い焼き方)から生まれます。この焼き方を実現する為に、厳選した2種類の炭を配合し、焼台の高さを調整することにより、限りなくお店の味に近づけることができました。

「車」店舗での味を工場でも再現!試作を続けました

水炊きやしゃぶしゃぶの商品開発でも、試作を何度も繰り返しました。まず苦労したのは、お店で使うガス火と工場で使う蒸気釜の違い。感覚違いがつかめず、温度だけを頼りに試作を始めました。またお店での計量は容量(cc,ml)、工場はすべて重量(㎏)で計る水炊きやしゃぶしゃぶの商品開発においても試作を何度も繰り返しました。まず苦労したのは、お店で鍋に使うガス火と工場で使う蒸気釜の差です。感覚の違いがつかめず、温度だけを頼りに試作を始めました。またお店での計量は容量(ccまたはml)、工場ではすべて重量(㎏)のため、お店の味とは微妙な違いが出てしまいました。検討した結果、材料を全て計り直すことに。製造途中も一定時間おきに味を見て何度も調整を繰り返し、やっとの思いで商品が完成したのです。水炊きの白ポン酢も、一般的なポン酢独特の刺すような酸味と匂いを、職人さんの努力のおかげでまろやかに、そして上品な香りに仕上げることができました。

自信の商品が出来上がりました

工場では器具、機械全て違うため、お店で当たり前だと思っていた調理方法が通用せず、お店の味に近づけるのには本当に苦労しました。しかし開発に携わってくださった皆さんの情熱と努力のおかげで、どこにも負けない、本当にご満足いただける「車」オリジナルの通販商品が出来上がったのです。

この長年の夢であったインターネット販売を全国規模で展開できることに感謝し、今回ご協力いただいた専属養鶏所の皆さん、製造業者の皆さんに心より御礼申し上げます。